角度によって見え方が変わるアイオライト。ダイヤモンドやルビーなどに比べたら知名度は低いですが、その綺麗な青紫色はサファイアとも間違えられるほどです。
ここでは、アイオライトはどれくらいの価格なのかなどを解説していきます。
目次
アイオライトの相場価格
指輪やネックレスに加工されていない単体のアイオライトは、2カラットほどでだいたい2万円です。ネックレスやブレスレットが1万円程度で購入できることも多いので、あまり値段が高すぎるということはありません。
安いものは1,000円代で購入可能で、気軽に手に入れることができます。安い値段で売られているものは色味が薄い場合も多いですが、パワーストーンとして身軽につけられるという点では良いです。
しかし、色味が濃くくすみがない方が評価が高いため、予算と相談した中で色味などを選ぶのがおすすめです。
本物・偽物の見分け方
アイオライトの偽物を販売する場合、ガラスなどを着色していることが多いです。しかし、それではアイオライトの最大の特徴である色の変化がありません。アイオライトは太陽に翳すと、見る角度によって色味が変わります。
青紫色として有名な宝石ですが、見方によって透明や群青、薄い茶色などに見えます。偽物かどうかを判断する場合は、光に翳してみるのが最も簡単な方法です。
良質な天然石の特徴
良質なアイオライトほど、くすみや色ムラがありません。透明度が高いものも品質が高いとされており、色味が濃いものほど希少価値も高いです。濁りが多いものは品質が低いだけでなく、パワーストーンとしての効果も薄いので、注意しましょう。
パワーストーンとして販売されているアイオライトはクラックや内包物(インクルージョン)などがある可能性が高く、そういったものは宝石としての価値はあまり期待できません。宝石として手に入れるなら、宝石店などでの購入をおすすめします。
アイオライトを購入するならどこ?
アイオライトは偽物を作りにくい石ですが、宝石として価値の高いアイオライトの購入を検討しているのなら、しっかりと鑑別書付きで購入できるお店が安心です。
特に、通販は事前に本物か偽物かの判断ができないので注意しましょう。お店では事前に自分でも確認できるため、偽物を買ってしまう事例は少ないですが、通販では購入前に自分の目で見ることができないので、お店で購入するとき以上に慎重になる必要があります。質の高いアイオライトは、信頼できる宝石店での購入がおすすめです。
アイオライトの基本情報
宝石としてのアイオライト
アイオライトは鉱物としての名前はコーディエライトと言い、太陽に翳すと色が変わるというのが最大の特徴です。昔はバイキングが航海の際の道標にしていたとも言われています。青紫色がサファイアに似ていることから「ウォーターサファイア」とも呼ばれています。
見方によって群青や薄い茶色に見えますが、青紫としての色味が有名です。しかし、稀に透明のアイオライトが産出され、「ホワイト・コーディエライト」と呼ばれます。
基本的にはクラックやインクルージョンがないものの方が価値が高いですが、例外もあります。内包物に鉄分が多く含まれたアイオライトは一定方向から見ると真っ赤に輝き、「ブラッドショット・アイオライト」という呼び名がつくほど非常に希少価値が高いです。
パワーストーンとしてのアイオライト
かつてはバイキングに愛用されていたというアイオライトですが、現在でも「ビジョンの石」と呼ばれ、持ち主を正しい方向に導くとされています。本質を示し、冷静に自分の道を選ぶための手助けをしてくれる効果が期待できます。
道標になるということで、入学式を控えている学生や新社会人、新成人などへのプレゼントにもおすすめです。9月の誕生石でもあるため、9月生まれの人への誕生日プレゼントにも良いでしょう。