ダイヤモンドは宝石の中でも代表格。結婚指輪にも定番の宝石で、その輝きに憧れを抱く人も多いですよね。
しかし、そんなダイヤモンドは偽物も多いといわれています。せっかく買ったのに偽物だった場合、悲しいですよね。
そこで、本物のダイヤモンドの見分け方や偽物のダイヤモンドの価値などを解説していきます。
目次
本物のダイヤモンドがもつ特徴
ダイヤモンドは炭素が結晶化したもので、地球上で最も硬い物質です。宝石の中で最も屈折率が高く、内部での全反射が起こりやすいです。ブリリアントカットをされたダイヤモンドは特に輝きが強く、虹色に輝きます。
油がくっつきやすく水を弾きやすい性質があり、皮脂などが付着すると輝きが鈍くなります。熱伝導性があるので、触れると冷たいなどの特徴もあります。
ダイヤモンドを自分で見分ける方法
偽物の種類
ダイヤモンドの偽物として使用されるものには幾つか種類があり、それぞれ天然鉱物か人工的なものがあります。天然鉱物ではジルコンやモアッサナイト、人工的なものではキュービックジルコニアやガラス、プラスチックなどが挙げられます。
しかし、天然鉱物は手間やコストもかかり、個体差なども大きく原価がかかってしまう可能性も高いので、偽物として使用されることは少ないです。
ダイヤモンドの代わりとして利用されることが多いのは、キュービックジルコニアです。
本物と偽物の見分け方
ダイヤモンドは熱伝導性が高いので、息を吹きかけるとすぐに透明に戻る性質があります。
また、油に馴染みやすく水を弾きやすいため、ダイヤモンドは油性ペンで書き込めるといった特徴もありますが、ダイヤモンドに書き込むのは抵抗があるという人は水をつけてみましょう。水をつけても水滴をそのまま弾くのなら本物の確率が高いです。
ダイヤモンドは屈折率が高いという特徴もあります。新聞紙など、文字を書いた紙の上にダイヤモンドを置くと、ダイヤモンドの下の文字が全く読めなくなります。
家にブラックライトがある人は、ダイヤモンドをブラックライトに当ててみるのも良いです。本物のダイヤモンドであれば青く光りますが、偽物は青くは光りません。
鑑定をしてもらうならどこ?注意点
ダイヤモンドは宝石専門の鑑定機関に鑑定してもらうのが確実です。鑑定はダイヤモンド1つで大体5,000~10,000円ほどです。
鑑定してもらう場合には、ルース(ネックレスや指輪などから外した宝石そのもの)の状態で持っていった方がスムーズです。
ダイヤモンドを売ることを想定しているのであれば、鑑定士が在籍している買取店なども良いでしょう。無料で鑑定してもらえるため、もしダイヤモンドを売ることを考えているのであればおすすめです。
ダイヤモンドとキュービックジルコニアの違い
ダイヤモンドに近いとされているキュービックジルコニア、その違いは熱伝導率と硬度です。ダイヤモンドはキュービックジルコニアよりも熱が伝わりやすく、硬度が高いです。
そのため、見分けるためには息を吹きかけるのが1番簡単です。ダイヤモンドは息を吹きかけられて白くなってもすぐに透明になりますが、キュービックジルコニアは曇りがなくなるまでに時間がかかります。
また、虫眼鏡などを使用してダイヤモンドを覗き込み、ダイヤモンドの角を見てみるのも良いです。キュービックジルコニアは若干の丸みを帯びていて、角が甘いことが多いですが、ダイヤモンドは角までしっかりと尖っています。
偽物のダイヤモンドの価値はどれくらい?
キュービックジルコニアは価格が安く、ネックレスが1,000円代で帰ることもあります。本物のダイヤモンドと人工のキュービックジルコニアでは価値が100倍〜500倍ほど差があるとも言われます。
最近では、そういった価値の差によって使い分けられていることもあります。価格差の割に見た目の違いが少ないため、大事なときだけダイヤモンドを使用したいという人などが日常用や旅行用にキュービックジルコニアを使っている場合もあります。
しっかりとそれに見合った価格で購入して使い分ける分には良いですが、ダイヤモンドだと思って買ったらキュービックジルコニアだった、という場合は大損になってしまいます。
ダイヤモンドとキュービックジルコニアはその価値が大きく変わるので、購入時にはしっかりと見極めるようにしましょう。