曹洞宗の数珠って?男性用・女性用数珠のつくりと使い方

「曹洞宗ってどんな宗派なんだろう?」「曹洞宗の数珠ってどんなものがあるの?」と考えている人に向けて、この記事では曹洞宗の基本的なことについて紹介していきます。

また、曹洞宗の数珠について男女別でも詳しく紹介していくので参考にしてみると良いでしょう。

目次

曹洞宗の宗派について

日本のなかで曹洞宗に属している家庭も少なくありません。では、そんな曹洞宗について改めてどんな宗派なのか考えてみたことはあるでしょうか。

なんとなく名前だけ聞いたことがある、という人は多いかもしれません。そこで、これを機会に曹洞宗について学んでみることにしましょう。

曹洞宗の宗派とは?

そもそも曹洞宗(そうとうしゅう)という宗派は中国から伝えられた仏教の1つと言われています。中国から伝えられた仏教はほかにもたくさんあるのですが、日本において曹洞宗に属している寺社仏閣は多く見られるようです。

また、鎌倉時代に伝えられたことから鎌倉仏教と呼ばれていたこともあったようです。葬儀の際には故人が安らかにという意味でお経を読むのですが、このお経は遺族の心を落ち着かせるための意味もあるとされています。

曹洞宗の男性用数珠とは

男性用の数珠と聞くとどうしても黒系のもののイメージが強くなってしまいます。しかし、曹洞宗においては特に決まった色があるというわけではありません。明るい色合いをしているものもあるので所持する数珠の色は好みで選びましょう。

男性用の数珠について

曹洞宗における男性用の数珠の色は渋く落ち着きのある黒から明るい木材色をしているものまであります。男性が持つから落ち着いた色合いのものでなければならないというルールはありませんし、持つ数珠の色は個人の好みで選んでも問題ありません。

あまり見かける機会は少ないかもしれませんが、透明感が目立つ黄色の黄水晶を使っている男性用の数珠も存在しています。

曹洞宗の女性用数珠とは

数珠を使う場所が場所だけにどうしても「落ち着いた色合いの数珠を持たなければ…」と考えてしまいます。しかし、見た目ちょっと明るすぎる数珠であったとしても失礼にあたることはありません。

女性用の数珠について

近年では、女性用の持つ数珠には天然石を使用した数珠が人気を高めてきています。特にローズクォーツや水晶・瑪瑙といった天然石で作られている数珠も人気です。

派手な色合いは場にそぐわないのでは?と考える必要はありません。数珠は基本的に何色をしていても心配ありません。大切なのは、数珠に込めた気持ちになりますからほかの人たちとは違う色合いの数珠を手にしていたとしても堂々と振る舞っていましょう。

曹洞宗の数珠の使い方

数珠は左手にかけて持っていれば大丈夫だろう、と考えている人は少なくありません。しかし、数珠の使い方は宗派によって異なります。

そこで曹洞宗における数珠の使い方・持ち方についてしっかりと学んでおくようにしましょう。

曹洞宗の数珠の使い方

曹洞宗における葬儀の場では、数珠を二重にして持つことが基本とされています。数珠はもともと長い輪となっていますからそのまま持つのはマナー違反ですし、移動もしにくくなってしまいます。

葬儀の参列の際にも数珠の珠の数は人間の煩悩の数と言われている108個がついている数珠を持って参列することが一般的なマナーの1つとされています。短い数珠の方が持ち歩きに楽だからと考えずに、神聖な場のルールに合わせて持参する数珠の使い方も守りましょう。

曹洞宗の人気数珠まとめ

曹洞宗の数珠のデザインも年々増えてきています。なかには、落ち着いた色合いのものをしている数珠から透明感が素敵な天然石を使用している数珠も女性からの人気が高まってきています。

そこで曹洞宗において人気の数珠を紹介していきましょう。自分の好みに合うかどうか、参考の1つにしてみると良いでしょう。

曹洞宗で人気の数珠

  • 縞黒檀(ブラックオニキス)
  • ローズクォーツ
  • 水晶

縞黒檀でできた数珠は特に男性に人気の数珠の1つになります。落ち着き、黒の艶やかさが素敵な数珠となっています。女性に人気なのはローズクォーツという天然石を使った数珠になります。愛らしいピンク色をしているものの薄い桃色をしているので派手過ぎることはありません。

また、透明感のある水晶でできた数珠も人気の1つになります。これは男性・女性問わずに使えるデザインになるでしょう。

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