パワーストーンの効果を疑ったことがある経験はありますか?せっかく綺麗な天然石を購入したなら、見た目だけでなく石がもつ力も十分に堪能したいですよね。そこで、天然石のパワーを十分に発揮させるためのコツをまとめました。
目次
パワーストーンの効果は本当?
美しさは勿論のこと、その身にさまざまな力を秘めているといわれるパワーストーン。天然石の美しい佇まいや煌めきを見つめているだけでも幸せな気持ちになります。
ですが誰でも一度はこう疑問に思った事があると思います。「パワーストーンって、本当に効果があるのかな…?」
そんな疑問に応えて、今回はパワーストーンの持つ力や効果・使い方、注意すべき取り扱いについて書いていきたいと思います。
パワーストーンが持つ力とは
パワーストーンは、私たちが日常使っている薬や機械のように、科学的にその効果や能力を証明されたものではないと言われています。
いくら「効果がある」と言っても、考え方や気持ちの変化などによるものと判断される事が一般的で、確実に証明する事は難しいのです。
けれど学術的な観点から考えると、この世界の物質には全て周波数、振動数という、スピリチュアルな言い方で波動、波長または気とも呼ばれるそれぞれのエネルギーがあり、この世界は私達人間がその周波数を認識する事によって形作られている。という事が「量子力学」の分野では考えられています。
感覚の鋭い人は、パワーストーンに意識を向けるだけで、その石が持つ波長、つまり『力』を感じとる事ができるかもしれません。
美しい波動や色・形が潜在意識へと働いて願いを叶える
パワーストーンが持つ大きな効果には、その石が持つ美しい波動や色・形などによって人々の心を動かし癒したり、励ましてくれたり、人を守り、力付け夢や目標の方向へと引っ張って行ってくれるというものもあります。
石にはそれぞれの色や形などの波動によって『性格』ともいわれるような個々の『能力』があり、私達は無意識にその願いに応じた石の力を選び使っているのです。天然石が持つそれぞれの能力については、潜在能力を呼び起こす、強力な癒しを与える、その人の成長を助ける、エネルギーを増幅するなどの様々な力があります。
それぞれの石の力をリーディング・解説した本やページ、話の中からピンと来た・腑に落ちたフレーズがあれば、それが貴方にその石がもたらしてくれる効果になります。
天然石の効果的な使い方
パワーストーンの基礎的な効果や能力は分かりましたね。それでは、いよいよパワーストーンの効果的な使い方を見て行きましょう。
自分の直感を信頼して波長に合う石を選ぶ
上にも書いたように、パワーストーンからは、それぞれの石の持つ波動が発せられています。
どんな人でも「なんだかこの人とは気が合うな」「この人とは合わないかも。」そういう事を思った事があると思います。
パワーストーンを選ぶときには、目的やどんな効果があるのかで選ぶのも大切ですが、「この石はなんだか素敵だな」と思ったり「なんだか分からないけれど凄く良い感じ」と感じるなど、そういった直感を大切に選ぶ事が大事です。パワーストーンを選ぶときには、体調が優れ、気分も良い時・気持ちが落ち着いている時に購入するようにしましょう。
使い始める前にまず最初にする事は、浄化し、自分の願いをチューニングすること
いろいろな場所・人の手を渡ってあなたの元へやってきたパワーストーン 。その石の波動には関わってきたさまざまな人の波動が影響を与えられています。
パワーストーンを初めて使う際には、まずはじめに浄化をして完全にクリアリングをした後、その石と同調して自分だけのパワーストーンにチューニングして行く必要があります。
天然石のパワーを引き出すコツ
天然石のパワーを引き出すには、その神秘的な力をどう自分の中で使って行くかということになります。
効果を感じやすい人もいれば、効果を感じ難い人も居ますが、元々繊細な日本人は自然や季節など物事の機微や移り変わりを感じやすいため、効果も感じやすいと言えるでしょう。
ここではあなたの天然石のパワーを引き出すコツやポイントについて書いていきます。
あなたを守護してくれたり、願いを叶えてもらうためには、石との対話(チューニング)が大事なのです
天然石の力を借りて願いを叶えるには、石と対話し同調(チューニング)して行くことが重要です。
チューニングとは、持ち主のエネルギーの波長と石のエネルギーの波長を共鳴し、同調する事です。そうすることであなたの願いが石に伝わりやすくなり、石もまたあなたを介して力を発揮しやすくなります。
また天然石は同調する事で持ち主のマイナスな波動をも記憶してゆくため、ネガティヴなエネルギーを浄化する事も必要になります。
パワーストーンと同調するための方法
パワーストーンと同調するためには基本的に素直な心で石を信じてあげることです。そしてなるべく同じ時間、空間を過ごし、その存在をいつも感じてあげるとさらに同調しやすくなるでしょう。
パワーストーンは大切な友人のようなものです。
心の中などでもかまわないので声を掛けてあげたり、自分の願いを思い浮かべたり、その願いが叶った場合の具体的なイメージなども石に伝えてみてください。
石とイメージを共有すると言っても難しく考える必要は無く、ただ自分の元に来てくれたその石を「信頼し大切にする」ことを心掛ければ、自然とパワーストーンとの同調は進んで行きます。
同調する事ができているパワーストーンは様々な形で持ち主に愛情を表現してくれます。最近なんだか調子が良いな、と感じる時は石と同調できている現れかもしれません。あなたが自分なりの方法で意思を思いやる事が出来ていれば、石もあなたの期待に応えようとその力をフル活用して、あなたの願いを叶えてくれるでしょう。
正しい浄化方法
浄化とは自分にとって不浄または不要なエネルギーを清浄化し、本来のエネルギー状態にすることです。
ジュエリーや装飾品に仕立てられている石も原石も基本的には同じように浄化しますが、浄化の方法によっては光沢や変色なども起こしてしまうため、注意が必要になります。
浄化のタイミングはその石の使用頻度にもよりますが、通常は1~2ヶ月に一度ほどで大丈夫です。
石とのコミュニケーションを図るきっかけとして頻繁に行うのも問題ありません。また、石が以前より曇っているように感じる、持ち主の疲れが続いている、何となく気になる時などにも行うと良いでしょう。
それぞれの浄化方法について
※塩や太陽光、水や煙などによりお持ちの石によっては褪色や劣化してしまう天然石もありますので、これらの方法でパワーストーンを浄化する前にそれぞれの石の特性や向かない浄化法などをよく調べ、知っておく事も大事です。
浄化を始める前に、必ず自分のパワーストーンに向かない浄化方法をよく調べてから行いましょう。
クォーツ(水晶)
クォーツ(水晶)を使う場合は、さざれ石の場合は原石の場合と違い周囲のエネルギーを吸ってしまう傾向が強くなるため、原石の状態の水晶クラスターを使う方が良いと言われています。
水晶クラスターの上に、浄化したいパワーストーンを掛けるなどして置いておくだけで、水晶の浄化作用により石がリフレッシュされます。
また水晶クラスターは、置いている空間のエネルギーをクリーンにしてくれることも特徴の一つとなります。
水晶さざれを使用して浄化を行う場合は、水晶さざれ自体をこまめに浄化したり、さざれの量を多めにして行うのであれば問題はありませんが、ずっと浄化をしていなかったり、あまりにもネガティヴなエネルギーが強すぎる場合には、他の浄化方法を行なった方が良いでしょう。
セージ・お香・香木
ホワイトセージや香木などを燻して出た煙にパワーストーンを潜らせる方法で、古くからネイティヴアメリカンが行ってきた「スマッジング」という方法です。
セージの端に火を付けて、火が付いたら、セージの葉を振って火を消し、煙だけが出る状態にします。
この煙には高い浄化作用があるとされ、耐熱の器の中にセージの葉を置き、20~30秒程くぐらせます。
ホワイトセージや香木は、天然石の浄化だけではなく、空間の浄化にも使用できます。
火を使うために火災などに注意をすること、また換気などにもよく気をつけて行ってくださいね。
ローズソルト・ブラックソルト(天然塩)
塩を使った浄化を行う場合では、精製されたものでは無く、岩塩などの天然塩を使いましょう。
天然塩を使う場合には、塩の上にパワーストーンを置いたり、塩の中に埋めたりすると良いでしょう。最後に流水で塩を洗い流した後に水分を拭き取れば完了です。
塩を使った浄化は、エネルギーを抜き取る力がとても強力なため、一時的にパワーストーンの持つ良い気まで弱まってしまう場合もあります。
そのため浄化を行った後に太陽光など良いエネルギーをチャージ出来るものでプラスのエネルギーを補うことも必要になります。
本当にパワーストーンが弱ってしまっている場合や、よほど悪い気がたまっていると言う場合のスペシャルケアとして使いましょう。
塩で浄化が出来ない石でも、塩分に触れないように気を付け麻やシルクなどの天然の素材を使った布で包んで塩に埋めてあげれば、石へのダメージ無く浄化できます。
太陽光・月光
太陽光による浄化は、パワーストーンを一番エネルギーが高いと言われる日の出から正午までの午前中の太陽光に当ててあげると言うシンプルなものです。
太陽光に当てる前に流水などで浄化をしておくと、ネガティヴエネルギーを抜き取ってプラスのエネルギーをチャージ出来るため、水や日光の浄化に適したパワーストーンではおすすめの浄化方法になります。
また、透明な石によっては天然石がレンズの役割をして火災を引き起こす可能性もありますので、直射日光が当たる場所にパワーストーンを置いたままにはしないでください。
流水
水を使っての浄化は、マイナスのエネルギーを洗い流して綺麗にしてくれる方法です。湧水などで自然の水に浄化ができる場合には、パワーストーンを流してしまわないように気を付け、最新の注意を払いながら水にくぐらせます。
自然の水を使う場合には浄化の時間は短くても大丈夫です。
水道水で浄化を行う場合には、少し深さのある器にパワーストーンを入れ、上から少しずつでも良いので水を流し入れます。石が少しだけ疲れている場合では一時間くらいで大丈ですが、石が凄く疲れていたり、しっかりと浄化をしたい場合には、一晩流水で浄化を行いましょう。浄化が完了したら、丁寧に水気を拭き取ってください。
音
音による浄化方法とは、クリスタルチューナーなどの音をパワーストーンに聞かせる事で浄化を行う方法です。クリスタルチューナーから響く美しい音色によって、パワーストーンに溜まったネガティヴなエネルギーを解放します。
またクリスタルチューナーは空間の浄化としても使え、自分自身のヒーリングにも高い効果を発揮します。
瞑想などを行う前に場を清めるためにクリスタルチューナーを使うのもオススメです。
取り扱う時の注意点とは
パワーストーンを水や日光、塩などに安易に当てない
既に前述しましたが、パワーストーンの性質によっては、日光の紫外線により石の色が褪色してしまったり、水分で溶けてしまうもの、硬度が低いため衝撃や擦れに弱いものなども多く存在します。
お風呂に入る際や水仕事をする際、寝る時などの取り扱いや、他の成分による劣化に気をつける事、またダイヤモンドなど親油性が高く手の油でも曇ってしまうようなものなどにも注意しましょう。
人から貰ったものに注意
知り合いがパワーストーン好きで、その人に貰ったブレスレットやキーホルダーを何気なく付けている。もしかしたらそんな方も居るかもしれません。
ですがパワーストーンに限らず天然のものには人の念や思い人が込められやすいと言うことに注意をしなければなりません。
その思いがプラスなものなら良いですが、必ずしもそうであるとは限らず、マイナスの思いがこもっている場合、不運な事が続いたり、疲労感を感じてしまうと言うような事があるかもしれません。
そんな事が起きない為にも、貰い物や中古品には注意をしましょう。
パワーストーンに依存しすぎない事
パワーストーンは落ち込んだ気持ちを慰め、前向きな心に私たちを支えてくれる、とても優しく素敵な存在です。
しかし沢山の効果や願いを叶えたいからと言って、パワーストーンを沢山付けすぎてしまったり、パワーストーンに人生を任せて石に頼りきりになってしまったりしても、人生は良くなっては行きません。
あなたの人生を描くのは、あなた自身だということを忘れないでください。
終わりに
今回はパワーストーン・天然石の効果や選び方・取り扱いについて書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
結論としては、パワーストーンや天然石に効果がある人が多いのは確かです。
パワーストーンとは、あなたが叶えたい願いに向かって頑張っているその姿に共鳴し、力強く後押しをしてくれる、美しく頼もしい友人のような存在なのです。