「臨済宗ってあんまり聞いたことないなぁ…」「臨済宗の数珠の扱い方が知りたい」という人のために臨済宗で使われている数珠の使い方について紹介していきます。
あまり臨済宗は聞き馴染みが無いかもしれませんが、臨済宗の葬儀に参列するときの参考にしてみると良いでしょう。
目次
臨済宗(りんざいしゅう)について
ほかの宗派と異なり、臨済宗と聞くとすぐに「どんな宗派なんだろう?」と答えられる人は少ないかもしれません。しかし、日本の時代においては鎌倉時代から続いている宗派の1つとされているほど歴史が深い宗派とされています。
臨済宗とは?
臨済宗とは臨済と呼ばれていた人が開かれた仏教の1つと言われています。臨済宗はあまり聞き馴染みが無いかもしれませんが、その歴史はほかの宗派に負けないほどの長い歴史を持つとされています。
日本においては鎌倉時代の頃に伝えられたとされており、現代においても存在している宗派とされていますから長い間民のなかに信仰されてきたと言えるでしょう。
臨済宗の数珠のつくり
ほかの宗派の数珠と比べてみると臨済宗の数珠は見た目から大きな違いが見られます。
その違いとはなんなのか、そして数珠の使い方にはどんな違いがあるのか学んでみましょう。
臨済宗の数珠について
臨済宗の数珠には人の煩悩の数と言われている数である108個の珠が付けられています。その数珠の形は大きな1つの輪の状態になっているので数珠の形としてはほかの宗派と比べるとシンプルな形と言えるでしょう。
また、数珠には房が2本付けられている宗派も存在していますが、臨済宗の数珠には房は1本しか付けられていないという大きな特徴が見られます。
臨済宗の数珠の使用方法
ほかの宗派によっては数珠の使い方にはいろいろな使い方・持ち方があると言われていますが、臨済宗における数珠の使い方・持ち方には基本的に1つだけとされています。
そのため、覚えることも少なく数珠の使い方としてはシンプルで数珠の使い方にあまり詳しく無い人に易しいとも言えるかもしれません。
臨済宗の数珠の使い方とは
臨済宗の数珠は大きな1つの輪の状態になっていますから数珠を使うときには1回ひねった状態にして交差させる必要があります。その形をしたまま左手の親指に掛けるのが一般的な使い方となります。
合掌するときであっても数珠を右手にも掛ける必要は無く、右手は数珠を掛けている左手に軽く添えるだけで良いので合掌の仕方としては楽な姿とも言えるかもしれません。
臨済宗の数珠を扱うときの注意点
臨済宗における数珠の使い方・掛け方についてはそう難しく捉えることはありませんが、数珠を扱うときにはもちろん注意しなければならない点があります。これを守らないと周りからは常識が無い人として見られるかもしれないので注意しましょう。
数珠の注意点について
まず、臨済宗の場合、念仏を直接口に出して言う必要はありません。あくまでも心の中だけで唱えるようにしましょう。
その姿は座禅をしているようだと言われているように、臨済宗のことを禅宗と呼ばれていることもあります。
おすすめの素材はある?
数珠にはいろいろな素材で作られていますが、臨済宗の数珠におすすめの素材はあるのかどうか紹介していきます。
おすすめの素材
臨済宗の数珠に使われている素材には天然木と天然石が主に使われています。
天然木を使用した数珠は、年月を経ていくとともに落ち着いた艶やかさが見られるようになることで人気があります。
天然石を使用した数珠は透明感もありますし、天然石独特のカラフルな色合いが女性からの人気が高くなってきているとされています。天然石の持つ意味・効果にも数珠の素材に選ばれる人気の1つになってきている理由かもしれません。