コベリン(コベライト)は、非常に流通量の少ないレアストーンで、まだ定着した表記もないため、コベリン、コヴェリン、コベライト、コーベライト、コヴェライトなどさまざまに呼ばれていますが、すべて日本語では銅藍と言われる同じパワーストーン、天然石です。
この希少な石の持つ意味や効果、相性の良い組み合わせなどについて紹介します。
目次
コベリン(コベライト)ってどんな石?詳しい意味
意味
コベリン(コベライト)は人類の英知を称えるご褒美と言われるパワーストーンです。誕生と再生とも関わっているとされ、過去生の扉を開いて現在へとつなげ、過去生で得た経験、知識を未来に活かす術を教えてくれるでしょう。
前世からのメッセージを伝え、それを現在の自分に直視させることで過去の記憶、トラウマから解放し、未来に向かって進むパワーを与える石と言われます。
また、内省の意味があり、自分の過去を見つめ正しく生かして正確な決断を促すと言われます。より高次の自分と同調させ、潜在能力を活性化して洞察力を高めるパワーも持つとされています。
歴史・言い伝え
コベリン、コベライトと呼び名が複数ありますが、どちらも間違いではないようで、発見者のイタリア人、ニコラス・コベリ(Nicolas Covelli)にちなんで1832年に名づけられました。銅の硫化鉱物で、銅が多く含まれるためずっしりと重みを感じます。単結晶で大きなものはなく、細かい板状結晶などの集合体で産出されるので、ヒビや穴のように見える結晶の隙間が表面に現れていることも特徴です。この隙間にパイライト(黄鉄鋼)が含まれることが多く、磨くとコベリンの深い藍色の中にパイライトの黄色が金色のように光って見え、独特の神秘的な魅力を感じます。
銅を多く含むため硬度1.5~2と柔らかく傷がつきやすいので取り扱いには注意しましょう。
コベリン(コベライト)の効果
効果
コベリン(コベライト)は人間の叡智を引き出すことでさまざまな効果が期待できるそうです。主な効果はこちらです
- 過去のトラウマを解消し未来へ進む力をもたらす
- 過去に得た知識をもとに物事を分析し正しい決断を促す
- 細胞内やエネルギーの流れを活性化する
- 頭脳を明晰にし、とくに数学や物理分野の創造力・想像力を高める
- 決断したことに全力で取り組み、前に向かって進む
- 運気をアップし幸運を引き寄せる
石言葉
コベリン(コベライト) は比較的新しく発見され、流通量も情報量もあまり多くないことから、まだ石言葉を持たないようです。
こんな人におすすめ
- 数学や物理の知識を深めたい人
- 彫刻や建築のクリエイター
- 考えに行き詰まり、解決の糸口を探している人
- 過去から解放され前に進む勇気が欲しい人
- 新陳代謝を活発にして心身の毒素やマイナスイメージを排除したい人
コベリン(コベライト)のお手入れ・浄化方法
お手入れ・浄化方法
銅が多く含まれるので、傷つきやすいことと酸化しやすいことに注意し、こまめなお手入れが必要と言われます。コベリンの深い青は酸化することで失われ次第に暗い色になるので、できるだけ空気や水分に触れないよう、ケースに入れて保管しましょう。表面が黒ずんできたら、乾いた柔らかい布で拭うことで、美しい青が蘇るでしょう。
浄化には、摩擦や水に触れないように、以下の方法が適していると言えます。
- ホワイトセージ
- 水晶
- 月光浴
相性の良い組み合わせは?
コベリン(コベライト) × ヌーマイト
ヌーマイトは過去に体験した不安や恐怖、トラウマなどと向き合い克服するための力を貸してくれると言われ、同じく過去と向き合い未来へとつなげくれるコベリンと組み合わせることで、過去を乗り越え未来に向けて歩き出すためのお守りにぴったりでしょう。
コベリン(コベライト) × アゼツライト
強力なヒーリング効果のあるアゼツライトとコベリンの組み合わせは、マイナスイメージや邪悪なものを排除し、前向きな気の流れを作り、未来に向かって幸運を引き寄せてくれるでしょう。
コベリン(コベライト) ×シナバー
生命力の源とも言われ、持ち主の持つ能力を最大限に発揮するパワーを持つと言われるシナバーとコベリンを組み合わせることで、潜在能力を強力に引き出し発揮することができ、人生の岐路に立った時に最良の方向へと導いてくれるでしょう。
コベリン(コベライト)の基本データ
英名 | Covelline、Covellite |
和名 | 銅藍 |
産地 | アメリカ、ペルー、イタリア、アルゼンチンなど |
色 | ブルーメタリック(青藍色) |