日蓮正宗ってどんな宗派?数珠の特徴と使い方

日蓮正宗独特の数珠と使い方について紹介していきます。日蓮宗とはまた違った日蓮正宗についての知識を学んでみることにしましょう。

目次

日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)について

日蓮の宗派を聞いたことがある人はいるかもしれませんが、日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)と呼ばれる宗派についてはあまり見聞きしたことがないという人も多いかもしれません。

そこで日蓮正宗では普段どんなことをしているのか、どんな数珠を使っているのか紹介していきましょう。

日蓮正宗とは

日蓮正宗とは、日本の静岡県にあたる富士見市の大石寺を総本山にしている仏教の1つと言われています。日蓮正宗に属している信徒の数は約79万人と言われているほどで決して信徒が多い宗派とは言えないかもしれません。

信徒たちの日頃の活動については、読経・登山をしてのお参りと信仰をすることで将来、極楽浄土に行けるようにと日々の修行に努めているとされています。

日蓮正宗の数珠とは

日蓮正宗の数珠の見た目だけで言えば日蓮宗のものととても似通っています。しかし、よくよく見てみると房色は男性用・女性用に関わらず白色をしているところに特徴が見られます。

日蓮正宗の数珠について

数珠の珠の数も日蓮宗と同じく多いものなので、二環となっている特徴が見られます。

日蓮正宗においては略式数珠を使うことはほとんどありません。日蓮正宗においては本式数珠を使うことが一般的だとされています。

日蓮正宗の数珠の使い方

基本的に日蓮宗の数珠の使い方にとても似ています。特に数珠を左手にかけるところは左手が神聖なものとして扱われている、心臓の位置に近いからという意味もあるようです。

数珠の使い方とは

合掌の際には数珠を二輪にすることで左手の親指と人差し指の間にかけることが一般的な持ち方とされています。

また、数珠といっても仏具の1つになりますから雑に持ち歩いてはいけません。数珠を包むための布や数珠袋といったものも売られていますから外に出て持ち歩くときにはきちんと布に包んで持ち歩くようにしましょう。

男性用と女性用数珠のちがい

多くの数珠に言われていることですが、男性用と女性用とでは数珠に大きな違いが見られます。

では、どのような違いがあるのか紹介していきましょう。

男性用の数珠

  • 数珠の珠が大きい
  • 素材は木材が多い
  • 落ち着いた色合いのものが多い

男性用の数珠は男性の手首に合わせ、数珠の珠の大きさも大きいものが一般的となっています。

また、数珠の色合いも落ち着いた木材を使用して作られていることが多いため、精神的にも落ち着いた色で作られているものが多くなっています。

女性用の数珠

  • 数珠の珠が小さい
  • 近年では天然石も取り入れられている
  • 透明感のあるデザインが増えている

女性用の数珠は女性の手首に合わせて、数珠の珠は小さいものが一般的とされています。

近年では、透明感がある天然石も取り入れられた数珠も女性たちの間では人気を高めてきています。天然石を使用した数珠はマナー違反ではありませんし、自分の好みで選べるものなので気に入ったカラーの数珠を選ぶと良いでしょう。

日蓮正宗の数珠を買うなら?おすすめの種類

日蓮正宗の数珠もたくさんあります。そのため、どれが良いのか迷ってしまうことも少なくありません。そこで日蓮正宗の数珠を買うときに注目したい点をあげておきます。好みのデザインもあるかもしれませんが、参考までに覚えておくと良いでしょう。

おすすめの種類

  • 数珠の房色は白いものが一般的
  • 本式数珠が良い
  • 落ち着いた色合いが良い

日蓮正宗の数珠を買うのであれば上記の点を考えて購入することをおすすめします。日蓮正宗の特徴とも言われている房色は白色と決まっていますからほかのものと間違えないようにしましょう。

全体的な数珠の色合いを見ても落ち着いた色合いのものが多くなっています。天然石を使用して作られているものもありますが、気持ちを穏やかにさせてくれる色合いのものがおすすめとなるでしょう。

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