エチオピアオパールは色とりどりの輝きが美しい宝石です。見る人を惹きつけるこのパワーストーン、天然石にはどんな意味やあるのでしょうか。分け方のポイントもあわせてご紹介します。
目次
エチオピアオパールの意味
エチオピアオパールは虹色に輝く美しいパワーストーンです。オパールの語源はサンスクリット語で「ウパラ(upala)」と呼ばれていたことがあり、これには「最上の宝石」という意味もありました。そのキーワードがあらわすように、
- 幸福
- インスピレーションを高める
- 才能の引き出す
- 好転させる
といったキーワードがあります。 エチオピアオパールが放つエネルギーの光は、例え落ち込むようなことがあっても希望を与え、新しい方向性へと導いてくれるお守りになります。古代ローマ時代には幸せを呼ぶパワーストーンとしても扱われ、オパールを身に着けると幸せになれるという言い伝えもあったそうです。
エチオピアオパールは持ち主が持っている力を呼び起こし、可能性や美しさを広げてくれるでしょう。また、縁結びや出会い運のパワーストーンとしても人気です。
天然石の特徴・価値は?
見える角度によって輝きが変化して見える色彩豊かなオパールは「遊色効果(プレイオブカラー)」と呼ばれ、一つ一つが違った美しさを持っているのが特徴です。中でも虹色に光るものを「プレシャスオパール(Precious opal)」光らないオパールを「コモンオパール (Common opal)」と分けています。
オパールが採れる代表的な産地は大きく3つあり、「オーストラリア」「メキシコ」「エチオピア」になります。 その中でもエチオピアオパールは水分量が多く透明感が特徴で、ここ数年で市場にたくさん流通するようになりました。
他のオパールと比べると比較的に手に届きやすい価格帯のものが多いので、はじめてオパールを購入したい人にはおすすめといえるでしょう。また、遊色効果が大きいものの方が人気がありますが、青や緑よりも赤やオレンジの色が強い方が価値が高いそうです。
偽物が多いって本当?
個性的な光を放つオパールは、その人気の高さから偽物や加工品が出回っていることが多くなってきました。 それらは「オーパライト」「タブレットオパール」などと呼ばれています。オーパライトとは人工的に作られたもので、ガラスなどの素材が材料となっている合成品です。そのため、宝石とは言えず完全な人工石としての扱いになります。タブレットオパールとは天然のオパールの下に鉄鉱石などの母岩を貼り合わせて作られています。そのため、より輝きが増えて見える効果があり、土台は本物の天然石なので完全な偽物とは言いにくい商品ともいえます。
このように実際にオパールが使われた加工オパールは天然オパールと見分けがつかないくらいの精巧な石も出てきています。ここで本物と偽物の違いを確認する方法をご紹介するので参考にしてみて下さいね。
偽物・真物の見分けかた:横から見る
タブレットオパールのように石を人工的に接着して作られた場合は、真横から見るとその境目が不自然に付着しているのがわかります。継ぎ目のように見えるため、重ね合わせて作られたものは横からチェックしてみるとよいでしょう。
偽物・真物の見分けかた:裏を見てみる
天然のエチオピアオパールでアクセサリーに加工されている商品の場合は、後ろを塞ぐようにデザインされていることが少ないケースが多いです。もしネックレスやリングで後ろ側が見えないように覆われてしまっているのであれば、人工的に加工されたオパールの可能性が高いでしょう。
エチオピアオパールを手に入れる方法
本物のエチオピアオパールが欲しいときには、まずはお店選びを慎重にしましょう。天然のオパールなのか加工品なのか、なかなか素人目には判断が難しいこともあるため、きちんとお店のスタッフの方に相談して確認する方が確実です。
また、今はネット販売でも多く出回っているので、お店に行けない場合はショップの情報を確認した上で購入を考えるようにしましょう。いろんなアングルからの写真が多く掲載されていたり、販売ルートがしっかりしていると安心できそうです。
エチオピアオパールは色合いや表情がとても豊かで個々違っているので、出来れば実際に自分の目で見て気に入った輝きのオパールと出会えると良いかもしれませんね。
エチオピアオパールの保存方法
水につけない
オパールは水分をたくさん含んでいるのが特徴ですが、エチオピアオパールは特に水分量が多いので注意が必要です。そのため、色のついた水に長く入れておくとオパール内部の水分が出入りして色素を吸い込んで沈着してしまうこともあります。エチオピアオパールをつけたまま入浴したり、水につけっぱなしにしないよう気を付けましょう。
乾燥に弱い
エチオピアオパールは乾燥にも弱いので温度変化がある場所に置いたり、熱を浴びせたりするのも厳禁です。太陽の光での浄化は避けた方がよく、塩での浄化もおすすめしません。汚れが気になったときは柔らかい布で拭き取ってあげましょう。もし浄化したいときは、綺麗な水でさっと流し、同じく優しく拭きとると良いでしょう。
衝撃を与えない
エチオピアオパールは衝撃にも弱いので、持ち歩くときは他のパワーストーンと一緒にしたりはせず、 傷がつかないよう専用ポーチなどに入れておくといいでしょう。
アクセサリーとして胸元や指先に瞬くエチオピアオパールは、どんなときでも持ち主を守り自信を与えてくれると約束してくれるような美しさです。水分量と乾燥などに気を付けて、エチオピアオパールの虹色の輝きを長く楽しんでくださいね。