実は中国で翡翠が産出されていないのをご存じでしたか?ですが翡翠(ひすい)は日本よりも中国で高い人気を誇ります。翡翠はなぜ中国で人気なのでしょうか。翡翠の意味・歴史、人気の理由を徹底解説します。
目次
翡翠が中国で人気な理由
歴史あるお守り・装飾品だから
翡翠は日本同様に中国でも長い歴史を持ちます。「東洋の宝石」とも呼ばれダイヤモンドやルビーなどのジュエリーと同じように、宝石として重宝されているようです。古代中国では装飾品として細工された作品もあります。
中国ではネックレス・バングルなどのアクセサリーとして人気のようです。翡翠を大切に取り扱う人は日本人よりも多いとか。お土産やプレゼントとしても人気です。
翡翠とはどんな石?
翡翠の意味・石言葉
翡翠には「忍耐・叡智・調和」などの意味を持ち、持ち主の精神に人徳を与えるとされています。また翡翠の石言葉には、
- 繁栄
- 幸福
- 長寿
などがあります。あなた自身と周囲の人を幸せにする意味が込められています。
翡翠の効果
- 本当の意味の幸せを掴む
- 成功者としての人生を歩む
- 願望成就・目標達成
- 精神的な成長
- トラブル回避
翡翠には上記のような効果が期待できます。徳を高めることで人としての魅力がアップするとされています。会社役員・代表・リーダーといった社内外で多くの人と関わりを持つ人に翡翠が特におすすめです。
翡翠がもつ歴史
中国での歴史
翡翠は中国で高い人気を誇りますが、中国で翡翠は産出していません。中国で産出されるものは翡翠に似たネフライトと呼ばれるもの。中国での人気、流通量が多いことから、翡翠=中国産のイメージがありますが、翡翠の産地はミャンマーなど。
しかし、古代中国ではネフライトも宝石として扱われていました。その後ミャンマーで翡翠が産出されたことで区別され始めたのです。
日本での歴史
日本での最古の歴史は縄文時代と言われています。縄文時代の遺跡から翡翠の勾玉(まがたま)が数多く出土され、歴史書「古事記」にも翡翠にまつわる伝説が書かれています。日本におけるパワーストーンの歴史では最も古いと言えるでしょう。
翡翠の使用方法は、日本・中国と同じで装飾品として用いられました。不思議な力・霊的な力を持つと信じられており儀式・祭祀など使用されていたようです。
翡翠の種類
硬玉(ジェダイト)
硬玉(こうぎょく)が翡翠のこと。古来より日本の糸魚川、海外ではミャンマーやグアテマラなどで産出されています。翡翠は緑色のイメージがありますが、鉄・クロム・チタンの含有量でピンク・紫・赤など色味が変化します。
翡翠のなかでも緑色のものが高品質とされ「ろうかん」と言われる高級品があります。
軟玉(ネフライト)
ネフライトはジェダイトよりも硬度が低いのが特徴です。見た目は似ていますがジェダイトとは全く異なる鉱物。ネフライトのなかにも高級・高品質なものがあり、翡翠よりも高値で取引されることもあるようです。
特に海外で翡翠を購入の際は、ネフライト・ジェダイトを見分けられるようにしておきましょう。なかにはネフライトをジェダイトとして売られることもあるとか。
良質な翡翠を見つけるには
石を光に当てる
翡翠をよく晴れた日の日光に当てることで、鉱物の繊維がよく見え判別できるようです。なかなか判別することは難しいので、信頼できるショップから購入することをおすすめします。
透明度を確認する
本物の翡翠は透明度が高く、光にかざしたとき石の反対側が見えるようです。透明なものであれば価値・品質が高く、石の繊維をチェックするよりもこちらのほうが良質な翡翠を見分けやすいでしょう。