日本語でオーケン石と呼ばれるオケナイトは、別名をラビットテールという通り、ふわふわもこもこの見た目で、一見して鉱物だとは思えません。でも実は、ふわふわに見える正体は針状の結晶が放射状にひとつの集合体になったもの。この不思議な石の意味や効果、お手入れ、相性の良い組み合わせについて紹介します。
目次
オーケン石、オケナイトってどんな石?詳しい意味
意味
オーケン石、オケナイトは見た目のとおり、持ち主に温かな安心感を与えるヒーリングストーンと言われています。持ち主の傷ついた心を癒し、痛みを和らげてくれるでしょう。
また、邪悪なものや周囲からの攻撃を跳ね除けて身を守る意味もあり、オーケン石、オケナイトが産出されるインドでは魔除けとして人々に愛されているそうです。
限界を突破するという意味もあり、自らの持つ能力の限界を超えて発揮したり、一人では突破できないことも仲間を得て突破したりできるかもしれません。
歴史・言い伝え
グリーンランドのディスコ島で初めて産出され、 1828年にドイツの自然研究家であるローレンツ・オーケンにちなんでオケナイトと名づけられました。日本語ではそのままオーケン石と呼ばれます。比較的新しく発見された石で、現在ではインドが主な産地です。
針状の結晶が放射状に結集し丸くなったクラスターは、綿のボールに見えることからコットンボールクラスターと呼ばれます。多くの場合は玄武岩などの小型の晶洞の内側に集まるようにしてクラスターを形成します。
手で持てるくらいの小さな晶洞に丸くふわふわとしたオーケン石、オケナイトが密集している様子は、まるで水晶のじゅうたんの敷き詰められた巣で暮らす生き物のようで、見ているだけで気持ちが和むでしょう。
オーケン石、オケナイトの効果
効果
オーケン石、オケナイトは、パワーストーンとして以下のような効果を持つと言われます。
- 持ち主の心を癒し、心の痛みを和らげる
- 心の傷から立ち直り、前に進むパワーをもたらす
- 平穏な日常を取り戻す
- 邪悪なものや人の悪意や攻撃から守る魔除けの効果
- 果てしなく続く争いを終わらせるためのお守りの効果
- 持ち主の視野を広げて心の成長を促す
- 限界を突破し真の能力を開放する
- 仲間や協力者を引き寄せ結束力を高める
石言葉
オーケン石、オケナイトは比較的新しく発見され、流通量も情報量もあまり多くないことから、まだ石言葉を持たないようです。
こんな人におすすめ
- 心が傷つき癒しが必要な人
- 安心できる居場所が欲しい人
- 前に進んで歩き出す気力が欲しい人
- 争いを終わらせたい人
- 新しいことに挑戦し能力を発揮したい人
- 大きな計画を決行しようとしている人
オーケン石、オケナイトのお手入れ・浄化方法
オーケン石、オケナイトは密集した針状の結晶の隙間にホコリや汚れが吸着しやすく、壊れやすく水にも弱いので、汚れを落とすのは困難です。汚れないように蓋つきのケースで保管する必要があります。そっと触るとビロードのような手触りですが、壊れやすいので強く触りすぎないようにしましょう。
浄化する際にもホコリが被らないようにし、壊れないように細心の注意を払いましょう。以下の浄化方法がおすすめです。
- 水晶
- 日光浴
- 月光浴
相性の良い組み合わせは?
オーケン石、オケナイトは原石として、または生成した晶洞ごと販売されることがほとんどで、アクセサリーに加工されることはまずないと言っていいでしょう。
そのため、相性の良い組み合わせとしては、よく共生し一緒に産出される石を紹介します。
オーケン石、オケナイト × アポフィライト
アポフィライトは持つ人の直観力や洞察力を高めたり、迷いや不安を取り除いたりして問題解決に向けてサポートすると言われるので、オーケン石と組み合わせることで、過去を吹っ切り前に進もうとする人に勇気を与え、力強い支えとなるでしょう。
オーケン石、オケナイト × ゼオライト
浄化のパワーが非常に強いゼオライトと癒しの効果を持つオーケン石、オケナイトの組み合わせは、持ち主の心を癒すと同時にあらゆるマイナスのエネルギーを浄化し排出して、傷ついた心からの立ち直りを強力にサポートしてくれるでしょう。
オーケン石、オケナイト × 水晶
水晶自体に強い浄化の力があり、負のエネルギーから守ってくれるとされるだけでなく、組み合わせた石のパワーを増幅し、より強く発揮させる作用もあるため、水晶と組み合わせることでより深い癒しのパワーを得て、持ち主に平和で穏やかな日常をもたらしてくれるでしょう。
オーケン石、オケナイトの基本データ
英名 | okenite |
和名 | オーケン石 |
産地 | インド・デカン高原、アメリカなど |
色 | 白色、透明 |