「数珠が古くなったり切れてしまったけどどのように処分をしたらいいのかがわからない…」
数珠って処分してもいいものなのか?処分したら罰が当たるのではないのか?などなど疑問や不安がたくさんあるかと思います。
そこで今回は、数珠を処分する際の正しい方法や手順をまとめていきます。
目次
数珠を処分する適切なタイミング
まず、数珠とは仏具の一部であることをご理解ください。ですが日ごろから身につけているものであったりすると古くなってしまったり傷が目立ってしまったりします。そして、たびたびゴムひもが切れてしまうということがあった場合はそろそろ新しく変えるタイミングであるようです。
なんとなく新しい数珠にしたいという気持ちだけではご先祖様も不愉快に感じるともいわれておりますので、それなりの理由ができた時が処分するタイミングであるといわれています。
数珠をそのまま処分するのがNGな理由
数珠とは仏具の1つであるため、簡単に処分することは俗にいう罰当たりな行為と言われてしまっても過言ではないようです。
どんなに大切に扱っていたものであっても処分せざるを得ないときが来た場合はしっかりとお寺に納める行為をしてあげてください。
簡単にお仏壇を処分できないように、数珠も同じです。ご先祖様を無碍に扱う行為にあたるようですので、供養せずに処分してしまうことは好ましくない行為です。
正しい処分の手順のまとめ
本来、数珠はご自身の宗派によってのお寺での供養処分が望ましいことです。
ですが今の時代は宗派はあっても特定のお寺などは特になくどこに行ったらいいのかわからないという方が多くおられるようです。数珠は安易に処分してはいけないものとされておりますので正しい手順を守るようにしてください。
お寺で処分してもらう
お寺で処分供養をしてもらうことが一番望ましい方法です。
数珠はご先祖様との繋がりを意味しているものですのでその宗派のお寺や先祖代々お世話になっているお寺があるようでしたらそちらに数珠を持っていき処分をお願いすることが1番安心です。
ですがそのようなお寺などがない方に次にご自宅で供養処分ができる方法をお伝えいたします。
ご自身で処分する方法
ご自身で処分する際には特に決まった手順方法というものはありませんが、こちらを行うことがよいとされております。初めての方のは少々難しく感じるかもしれませんので次に詳しく書いていきます。
数珠を供養する方法
ご自宅で供養する際はとくにこれといった決まりごとはありませんが最低限このようなことを行うとよいでしょう。
普段お勤めの方でしたら朝晩に般若心経を簡単でいいのでとなえてください。そしてお清めの塩をまぶし、お庭のある方は焼却処分をしてください。
ただ焼却処分ができるのは木製の数珠の場合です。焼却処分ができない数珠の場合は、お清めの塩までは同じ手順でそのあとは封筒などに入れてからごみの分別方法に従い処分しても大丈夫なようです。
なかなか処分は自分ではしにくいもの
やはりご自身での処分などはなかなか難しく感じる方のほうが多いと思われます。
どんなにきちんとした手順をもっておこなったとしても気持ちがすっきりしなかったというお話を聞いたことがあります。そのような方々のために画期的なサービスがあるのでぜひ参考にしてください。
数珠の処分代行サービスもある
まずは購入された店舗のホームページがあれば確認してみてください。
数珠を販売している店舗はお寺とのつながりがあることがほとんどであることはご存じでしょうか?
もしホームページがない店舗の場合は数珠工房を検索してみてください。年に1度数珠供養祭というのを行っておりまとめて供養にはなりますが安心してお寺に納めてもらうことができるでしょう。
ご自身の宗派がわかっている場合は送付する数珠とともにお手紙に宗派を書いて送るとよいそうです。
封筒の表面に必ず「数珠供養分」などお寺さんが見てすぐにわかるようにしておくとよいです。
どのような処分が一番おすすめなのか
数珠というものは安易に扱えるものではありませんので、たとえ処分に木俣手順などがないといえどもそれ専門のところにお願いすることが1番良いと思われます。
数珠はご先祖様とのつながりのもので、これまでご自身を守ってくれていた分身でもあります。きちんとお寺に供養してもらうことがこれからのご自身のためにもなるのではないでしょうか。